実は私は今、正式名は褥瘡(じょくそう)と言って、所謂床ずれの 化膿、脊髄損傷(SCI=Spinal Cord Injury)からの贈り物の為に病院に入っています。 いつも気をつけていたのにも関わらず、 このような酷い床ずれというのは初めてです。脊髄損傷が私に、 常に考えられる限りの二次障害に気をつけるようにと教えてくれて いるのだと思います。
病気や障害を持ってから、 そのお陰で自分を更に良い人間にしてくれた、 と話す人が何人かいます。私としては、その言葉を信じて、 私を更に良い人間にしてくれる時を待つ以外、何も出来ません。
さて、 その良い人が私の腰から飛び出してくれるのを待っている間、 これまでクリスマスにSCIが私に何をもたらしてくれたかいくつ かご紹介しましょう。
- 2009年のクリスマス 脊髄からの出血で、体に障害が残りリハビリセンターで過ごす。
- 2010年のクリスマス くも膜嚢胞で2度手術を受けていたのにも関わらず、
この年は幸運にも、クリスマス前に病院を出る事ができました。 - 2011年のクリスマス 脊髄空洞症の手術後で、リハビリセンターで過ごす。
- 2012年のクリスマス 麻痺になってから2回目のクリスマスを、
父親が近くで過ごす事が出来て、 子供達は大変喜んでいた事でしょう。 - 2013年のクリスマス 子供達はクリスマス休暇を父親と一緒に過ごせると思っていたよう
ですが、私たちはついてないです。床ずれの化膿により、 病院で過ごす事になってしまいました。
世の中には、私の状況よりももっと悪い人もいると思います。誰が 悪運かを比べているのではありません。私が言いたいのは、 こんな悪夢が他の人に起こらないようにという思いです。 投げようが、切ろうが酷い事には変わりありません。
さあSCIが私たちをどんなに良い人間にしてくれるか話そうじゃ ありませんか。 SCIがどんなに当人やその周りの人の人生を奪っているのか、 人々に伝えて行きましょう。そして未来が、 麻痺のないクリスマスになるよう願いましょう。
Translator: Kawazu Kazuyo
0 件のコメント:
コメントを投稿